高血圧について
【高血圧とは?】
高血圧症とは、何らかの原因で血圧が基準値より高くなった状態です。
ほどんどの場合、自覚症状はありませんが、たまに頭痛・肩こり・めまい・体のだるさなどが起こることがあります。
高血圧が続くと、全身の動脈硬化が進んでしまい、脳卒中や心臓発作を引き起こすこともあります。
【高血圧の原因は?】
高血圧の90%は原因の明らかではない本態性高血圧です。
その他、ホルモンのバランスが崩れて生じる二次性高血圧と呼ばれる高血圧もあります。
しかし、血圧上昇は体質や、食塩の摂りすぎや肥満・アルコールの飲み過ぎ・ストレスなどの生活習慣が影響すると考えられています。
【高血圧の治療は?】
塩分を控えるなどの食事療法や適度な運動をする、肥満がある場合には減量する、禁煙などの生活習慣の改善が重要です。
生活習慣の改善で、血圧が高い状態が続く場合には、薬物療法を行います。
脂質異常症について
【脂質異常症とは?】
脂質異常症は、血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)や中性脂肪(トリグリセライド)が基準値より高い、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が基準より低い状態をいいます。
体質や、食べ過ぎなどの食習慣、運動不足・肥満などが原因であることが多いです。女性では閉経後にコレステロールの値が上昇することもあります。
コレステロールの値に異常がある(特にLDLコレステロール値が高い)と、動脈硬化が進んで、脳梗塞や心筋梗塞などが起きやすくなります。
中性脂肪の値が高いと急性膵炎を起こすこともあります。
【脂質異常症の治療は?】
適正なエネルギー量を心がけること、特に魚介類や大豆製品はLDLコレステロールを減らしHDLコレステロールを増やすと言われており、摂るように心がけましょう。LDLコレステロールが高い人は、内臓類や卵などのコレステロールを多く含む食品に注意しましょう。油を使った料理は1日2品まで、食物繊維はしっかり摂るようにしましょう。
食事療法で改善が乏しい場合には、薬物療法を行います。